副院長ブログ

2016.02.24更新

歯の神経をできる限り保存する治療。成功率95%以上

黄矢印に注目! 最初は歯の神経まで及ぶ大きなむし歯でしたが、何回か歯の神経を残す治療を行いました。新しい歯の質も出来て、現在も安定した状態です!

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黄矢印に注目!
最初は歯の神経まで及ぶ大きなむし歯でしたが、何回か歯の神経を残す治療を行いました。新しい歯の質も出来て、現在も安定した状態です!

 

「大きいむし歯なら歯の神経を取って当然」と思っていませんか?
「まぁ、しょうがないかな?」と思っているかもしれません

しかし「当院で歯を抜く歯はほとんど神経を取っている歯です」と聞いても「しょうがない」でしょうか?
歯の神経を取ることで歯の寿命が短くなることは多くの論文で証明されています。
統計的には20年ほどでトラブルを抱えることが多いようです。

食べ物を食べる際の最初の消化器官である「歯」、できれば一生ご自身の歯で美味しく食事をしながら過ごしたいものですね!とくに子供はまだまだずっと長く活用していかなければなりません。虫歯にならないことが一番ですが、何かあっても早期発見し歯の神経の保存に努めたいものです。

当院では大きなむし歯であってもしみる程度の症状の場合は、歯の神経を保存するむし歯治療を行っております。現在500症例以上行っておりますが、成功率は95%を超えています。もしむし歯の痛みが少なくて「神経を取ります」と言われたら、安易に同意せず、ご相談いただきたいと思います。
※何もしなくてもズキズキ痛い場合の多くや歯の神経が既に露出している・歯の神経が既に死んでいる場合は保存できませんのでご了承ください。

歯の神経を保存するむし歯治療の手順
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①むし歯の状態を精密に診査します。
②痛く無い程度にむし歯を取り除きます。
③歯の質を改善させ除菌をするお薬(HY材)を置きます。
④しっかりと周りを密封します(光重合レジン)。
⑤3〜6ヶ月おきます。その間にむし歯に近い歯の神経内に新しい歯の質(修復象牙質)が出来たり、柔らかかった歯の質が硬くなったりします。
⑥まだ改善が必要であれば①〜⑤を繰り返します。問題がなくなればむし歯の大きさに合わせ詰め物などで塞いでいきます。

<実際の治療例>
CASE 1  20代男性

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黄矢印に注目!
最初は歯の神経まで及ぶ大きなむし歯でしたが、何回か歯の神経を残す治療を行いました。新しい歯の質も出来て、現在も安定した状態です!

CASE 2 10代女性

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「冷たい水がしみる」と来院されました。中断期間があり3年かかりましたが、歯の質もカチカチになり、改善した歯の質がレントゲンでも白い帯状に見えるほどに!(右下画像の黄矢印)

CASE 3 40代女性

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「ときどき歯が痛む」として来院(黄色矢印)。症状が出てきており、歯の神経を取る可能性も説明したうえで、同意のもと神経の保存を試みた。現在のところ問題は見られない。(右となりの歯は、歯茎の下までむし歯になっていたため部分矯正を行い保存)

投稿者: 医療法人社団健歯会中村歯科クリニック

2013.07.09更新

むし歯は大きさと進行具合によってC0~C4という5段階に分類されています。小学校や中学校の歯科健診なので聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
当院ではその段階や症状によって「大事に思っている4つのこと」にある「なるべく削らない、抜かない治療」を心がけ適切な処置を行なっております。
これより、むし歯の分類と特徴、そして当院の治療方法をご説明いたします。
*当院では見えない部位やあやしい部位に関しては様々な器具や小さなレントゲンを撮って確認することがございます。(小さなお子様にレントゲン撮影を行う場合は必ず保護者の方へ確認・説明をいたします。)

C0

C0

特徴:なりかけのむし歯。まだ歯に穴はなく、表面に白濁や着色のみ見られる
治療方法:進行しないように歯ブラシの当て方の確認およびフッ素を利用して歯を再石灰化させる。削らずに予防の白い詰め物(シーラント)をする事もあります。

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C1

特徴:表層のむし歯。エナメル質にのみ穴があいており、内側の象牙質にむし歯が達していないため痛むことは少ない。
治療方法:進行しないように歯ブラシの当て方の確認およびフッ素を利用して歯を再石灰化させる。場合によっては進行しないように最小限に削って詰める必要があります。

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C2

特徴:エナメル質から象牙質にまで進行したむし歯。甘いものや冷たいもの、温かいものなどの刺激でしみ始めます。(人によっては痛みません)
治療方針:治療後再発しないように歯ブラシの当て方の確認をします。多くの場合削って詰める治療(白いものor金属)が必要になります。麻酔が必要になる場 合も有ります。むし歯がかなり大きい場合、歯の質をできるだけ削らないようにするため、歯の質を改善させるお薬を用いて段階的にむし歯を除去していく方法 を適用することもあります。

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特徴:むし歯が神経に達して、ばい菌で歯の神経が痛んでいる状態。痛みが強くなり、場合によっては頭がガンガンしたり夜も眠れなくなります。
治療方法:そのままにしていると体中にばい菌が巡ってしまいます。麻酔をして適度に歯を削り、歯の神経を取り除きます。症状が小さい場合は神経を残せることも有ります。

C4

C4

特徴:神経が死んで腐っている状態。以前より痛みは弱まりますが、ばい菌が歯の根の先から血管に入り全身の病気(心臓病や腎臓病など)を引き起こすと近年の研究で言われています。

治療方法:適切な対処が必要になります。歯の保存が可能であれば、むし歯を除去し歯の神経があった根の管を徹底的に消毒します。

投稿者: 医療法人社団健歯会中村歯科クリニック

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